精神科で働く看護師は「精神科看護師」と呼ばれ、特に新人看護師の離職率の高さが噂されている職場でもあります。
精神科看護師にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
精神科看護師のメリットは「業務負担が少ない」「人間関係の摩擦が少ない」「メンタルケアやコミュニケーション技術をじっくりと学べる」ことです。
ルーティンワークが多く、時に暴力的な患者が居ても男性看護師が多く配属されているので対策がしやすく、また男性看護師自身も女性看護師の多い科よりのびのびと働けます。
この人数バランスが同時に、人間関係が悪化しやすい女性看護師の多い現場よりも人間関係に悩まずに済む要因となるのです。
また一般科よりもコミュニケーションや観察力が重要な科なので、精神科ではメンタルケア・コミュニケーション技術が磨かれていきます。
だからこそ、新人看護師を精神科におすすめし、コミュニケーション技術を学んでから一般科に移ることを推奨する看護師も居ます。
精神看護師のデメリットは、「医療看護を学べる機会は少ない」「自殺を目撃する可能性がある」ことです。
患者の自傷・他傷や病気などに対する医療行為自体は存在するものの、一般科と比べればやはり頻度は少なく、医療看護を学びたい人にとっては向いている現場ではありません。
また精神科は自害する可能性もあり、現場を見てしまった、自害そのものを止められなかったという後悔からPTSDになる可能性もあります。